エンターテイメント業界のライセンスビジネス関連職の求人特集
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- エンターテイメント業界のライセンスビジネス関連職の求人特集
- (1)エンターテイメント業界のライセンスビジネス関連職の求人動向と企業が求める傾向
- (2)エンターテイメント業界のライセンスビジネス関連職の特徴
- (3)ライセンスビジネス関連職のキャリアパス
- (4)エンターテイメント業界の主なご紹介先企業一覧
- エンターテイメント業界では、キャラクター等のIPを活用し、収益を拡大するライセンスビジネスに注力しています。
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エンターテイメント業界の各社では、自社で保有するブランドやキャラクターなどのIP(Intellectual Property)の二次利用・三次利用により、MDや映像、イベント等、360度で展開することでコンテンツの価値最大化や収益基盤の強化に注力しています。それに伴い、ゲーム会社ではゲーム制作だけにとどまらず、自社のゲームキャラクターを登場させるアニメの製作や、レコード会社ではCDやDVD等のパッケージビジネスのほか、ライブなどの体験型コンテンツの開発・芸能プロダクションのようにマネジメントを手がけるなど、今、エンターテイメントビジネスは、多方向へ広がりを見せながら大きく展開しています。
今回の求人特集では、エンターテイメント業界におけるライセンスビジネス関連職の求人にフォーカスし、求人のトレンドや企業が求める人材の傾向等、転職活動に役立つ様々な情報やヒントをお伝えいたします。
エンターテイメント業界の
ライセンスビジネス関連職の
求人動向と企業が求める傾向・難易度
エンターテイメント業界では、従来のビジネスモデルをベースとしつつ、自社IPを様々な形でマネタイズする方法を模索しています。
エンターテイメント業界におけるライセンスビジネスの基本構造は、コンテンツホルダーであるライセンサーが、メーカーなどのライセンシーから日本国内や海外における商品化権や販促使用権などのライセンスの対価としてロイヤリティを受け取ることで成り立っています。そのため、ライセンサーは自社で商品の在庫を抱える必要が無く、また商品の製造・販売はライセンシーが行うため、利益率の高いビジネスと言えます。
一方、ここ数年のライセンスビジネスのトレンドは、従来型のビジネスモデルをベースとしながらも事業のポートフォリオを増やす戦略へとシフトしてきており、エンターテイメント企業各社は自社IPを様々な形でマネタイズする方法を模索しています。
例えば参加型・体験型コンテンツに対するニーズの高まりを受けて、イベントや舞台等に代表されるライブ・エンタテインメントの市場規模も拡大しています。また、自社IPを活用した異業種コラボレーションにより、ビジネスを展開するケースも増えています。こうした背景に連動して、ライセンスビジネス関連職の求人活動も活発化しています。
専門性が必要なライセンスビジネス関連職の求人は、経験者が中心。
一方で、異業界のマーケティング経験者を採用するケースもあります。
エンターテイメント業界におけるライセンスビジネス関連職は専門性を求められるポジションが多く、たとえばコンテンツアクイジションや番組販売等の中途採用においては経験者を採用するのが一般的です。一方で、出版業界出身者が配信プラットフォーム企業へ、アニメ業界出身者がゲーム会社のライセンスビジネスのポジションへ転職するといった、同業界・異職種を採用ターゲットにするケースも多くあります。また、イベントやプロモーション等のポジションでは、集客やモノを売るための戦略やプランが必要とされるため、マーケティング経験のある業界未経験の方にもチャンスがあります。
最近の傾向の一つとして、マーケットインの発想を持つエンターテインメント企業が増えつつあります。エンターテイメント作品は、監督が作りたいアニメを作って上映したり、アーティストが歌いたい音楽をリリースするといった、作り手側が商品を提案し消費者に販売するというプロダクトアウトがこれまでの主流でした。しかし、最近ではサブスクリプション型のデジタル配信の普及により、アニメや音楽などのパッケージ商品の売り上げが落ち込むなど、様々なビジネス上の課題を抱えています。こうした背景から、ユーザーのニーズやインサイトを分析した上で商品企画・開発ができる人材を、消費財メーカーのプロダクトマーケティングやブランドマーケティングの経験者を対象に採用するケースも少しずつ増えています。ビジネスを取り巻く環境の変化に伴い、エンターテイメント企業各社では採用のための要件等を時流に合わせて変えていこうとする兆しがあります。
エンターテイメント業界の
ライセンスビジネス関連職の特徴
主な仕事のジャンルは、映像、MD、イベント、IP開発。
近年では、出版・アニメ・ゲーム会社等を中心に自社IPの開発が活発化しています。
エンターテイメント業界におけるライセンスビジネス関連職は、大きく以下の4つに分類されます。
(1)映像関連職:番組販売、コンテンツアクイジション
(2)MD関連職:ライセンスイン、ライセンスアウト
(3)イベント関連職:タイアップ、アライアンス、プロモーション
(4)IP開発関連職:IP開発、商品企画・開発
動画配信ビジネスの台頭により、様々な配信プラットフォームが増え、海外に向けてアニメなどのコンテンツを展開できるようになったため、番組販売やコンテンツアクイジションは映像関連職における主流の職種の一つになりました。
また、自社IPを活用したリアルイベントの企画やプロモーションを企業自らが開催し、イベントの来場者に対してMDを販売する動きや、IPを活用した異業種コラボレーションと連動したプロモーションやイベント協賛も増えてきており、それに伴ってイベント関連職やMD関連職の求人も増えています。
さらに、ここ数年の特徴的な動きとしては、出版・アニメ・ゲーム会社等を中心とした自社IPの開発です。IP開発には大きく2つのパターンがあり、一つは0→1(ゼロイチ)でIPを開発するパターン、もう一つは原作をもとに自社のコンテンツを開発していくパターンです。ゲームからスタートしてアニメや漫画、小説、演劇、フード、ファッションへと展開するなど、一つのIPから五感すべてに訴えかける商品へと幅広く展開する動きも活発化しています。
自社開発したIPが国民的IPへと成長することで得られるビジネスの永続性や、IPが海外へと波及した際のビジネスの爆発的な拡大が、エンターテイメント業界におけるライセンスビジネスの醍醐味と言えます。一層の拡大を続けるライセンス市場を背景に、各企業のライセンスビジネス関連職は、より重要なポジションとして認識され、今後も採用ニーズが高まっていくことが予想されます。
ライセンスビジネス関連職の求人例
■外資系エンターテイメント企業 / 番販・調達スタッフ /想定年収: 450万円~550万円
■外資系エンターテイメント企業 / ライセンスマネージャー /想定年収: 500万円~800万円
■日系エンターテイメント企業 / タイインプロモーション企画・セールス /想定年収:550万円~900万円
■日系エンターテイメント企業 / コンテンツプロデューサー /想定年収:400万円~800万円
■日系エンターテイメント企業 / 新規サービス企画・IP開発ディレクター /想定年収: 500万円~ 1000万円
ライセンスビジネス関連職の
キャリアパス
マネジメント職の他に、ビジネスプロデューサーへのキャリアアップも。
この仕事には、ビジネスを様々なカタチに展開できる面白さがあります。
ライセンスビジネス関連職のキャリアパスは、大きく2つに分けられます。一つは、多くの職種と同様のマネジメント職へのキャリアアップです。もう一つは、ライセンスやMDの仕事を経て、0→1(ゼロイチ)や、1→10(イチジュウ)のコンテンツ開発に携わるビジネスプロデューサーへのキャリアアップです。
ライセンスビジネス関連職には、MD、番組販売、イベント等、様々な職種がありますが、これらは基本的には作品ありきのビジネスです。しかし、映像に携わりながら、MDの仕事にも携わることができるなど、異なる職種を同業界で携われる点や、ビジネスを通じて異業界とコネクションを作ることもできます。ライセンスビジネスに関する専門性を高めながら、仕事の領域も広げていくことができる点は、エンターテイメント業界におけるライセンスビジネスの仕事ならではの醍醐味です。
また、ライセンスビジネスが最もマネタイズし、ビジネスとしても面白みがあるのは二次利用以降のフェーズであると言われています。一つの映像作品からDVDやグッズ、スピンオフ作品など幅広い制作に携われる、一つのキャラクターやコンテンツから食品や洋服・雑貨などのモノづくりに携われるなど、仕事が多方向へと広がる可能性があります。ビジネスを様々なカタチに展開できる面白さを見出すことができたら、エンターテイメント業界におけるキャリアの幅も一層広げることができるでしょう。
弊社コンサルタントのご紹介
専門性の高い業界で、約20年にわたって転職をサポート。
選んだキャリアの先のキャリアパスを見据えて支援いたします。
エンターテイメント部門 エグゼクティブコンサルタント中野 貴之
映画やアニメ、音楽、出版、玩具、動画配信サービス等、エンターテイメント業界には幅広い業態があり、また業界特有の職種も多数存在します。このような専門性の高い業界に特化し、約20年にわたって転職を支援してまいりました。
お一人おひとりの転職成功の実現だけではなく、選んだキャリアのその先のキャリアパスをも見据えたコンサルティングが私の強みです。今、エンターテイメント業界で注目されているライセンスビジネス関連職も、キャリアの可能性を大きく広げることができると考えます。
私自身、外資系メディア出身の業界経験者ですが、プライベートでも映画やアニメ、マンガ等、様々なエンターテイメントを愛するファンでもあります。人々を楽しませるために進化を続けるエンターテインメント業界において、皆様のより良いキャリアの実現に貢献してまいります。
弊社が提供可能な
サービスとベネフィット
弊社では、エンターテイメント業界での皆様の経験・仕事の価値を深く理解した上で、ご転職へのご希望を十分にお伺いし、さらなるキャリアアップにつながるキャリア構築のご相談、エンターテイメント業界の情報提供等、ご要望に応じたコンサルティングを行っております。
豊富な転職成功実績に裏付けられた的確なコンサルティングをさせていただき、ご面談によって得た皆様の強み、熱意などを明確に企業に伝え、面接から内定へといった次のステップへと着実につなげてまいります。
エンターテイメント業界の
主なご紹介先企業一覧
映画、テレビ、動画配信、音楽、芸能、出版、ライブエンターテイメント、ゲーム、アニメなど、エンターテイメント業界における幅広い企業の求人を網羅しております。
ウォルト・ディズニー・ジャパン / ワーナー ブラザース/ ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(ワーナーメディアグループ) / NBCユニバーサル・エンターテイメント/ 東宝 / 日活 / アスミック・エース / 東北新社 / ハピネットファントムフィルム / ギャガ / 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ / 円谷プロダクション / バンダイナムコフィルムワークス /
ジュピターテレコム / ディスカバリー・ジャパン / ジェイ・スポーツ / ターナージャパン / スター・チャンネル / アニマックスブロードキャスト・ジャパン / ワールドハイビジョンチャンネル /
HJホールディングス(Hulu) / サイバーエージェント(AbemaTV)/ TVer / ドワンゴ / SHOWROOM /クランチロール/マイシアターD.D. / REMOW /
ユニバーサル ミュージック / ワーナーミュージック・ジャパン / エイベックス・エンタテインメント / エイベックス・マネジメント / アミューズ / レコチョク / ソニーミュージック / HYBE JAPAN / 日本コロムビア / アゲハ スプリングス / ポニーキャニオン / 日音 / キングレコード / スペースクラフト /
スクウェア・エニックス /ソニーインタラクティブエンタテインメント/ ディー・エヌ・エー / ミクシィ / コロプラ / Happy Elements / 楽天グループ/ KADOKAWA / マンガボックス / ハースト婦人画報社 / コンデナスト・ジャパン / アルファポリス / BookLive / コミックスマート / コスミック出版 / インプレス / Cygames / テレビ東京コミュニケーションズ / サンライズ / バンダイナムコライツマーケティング / トムス・エンタテインメント /
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